第11回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年10月18日(日)

主の御名を賛美します。
10月度の「ペイ・フォワードの会」は、10月18日に行いました。
これまで第2日曜AM8:00から開催していましたが、10月より第3日曜AM8:30よりの開催となりました。
第2日曜でご予定頂いていた方にはお詫び申し上げます。
郡山聖ペテロ聖パウロ教会有志で立ち上げた「ペイフォワードの会」は、コロナ禍で休止した第5回、第6回、第7回を含めて数えると今回で12回目、含めずに数えると9回目となります。
これまで、「聖書と経営」に絞って実施していましたが、2年目を迎えるにあたり「聖書と経営」だけではなく、私たちの人生にとって大切なこと・・・例えば、「子育て」などをテーマとして取り上げていきたいと思います。

したがって、今回は、「聖書に学ぶ 子育てコーチング」(ヘンリー・クラウド、ジョン・タウンゼント著 中村佐知訳 / あめんどう社)をテーマにディスカッションいたしました。

この本の主張の一つに「子育ての第1のゴールは、良い人生を歩めるような人格(キャラクター)を、子どものうちに養うこと。(大人になってからの問題の大半は、自分の人格的弱点に起因している)・・・『若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない』(箴言22:6)」という表現があります。

そこから、私たちのディスカッションは、「日曜学校での奉仕」に移っていきました。
日曜学校では、信徒が子どもたちにお話しをする場面があります。
ここで、子どもたちや、お父さんお母さんにとって、意味のあるお話をどうすすめるか・・・
このことについて、動画や紙芝居などのツールを使用することや、話し手自身が学ぶ機会をつくることなど、いくつかの意見交換をいたしましたが、最終的には「聖書をして語らしめよ」ということに落ち着きました。

この言葉は、「『み言葉の礼拝』等での信徒の勧話についての13話(日本聖公会東北教区主教 ヨハネ加藤博道著)」に書かれている言葉です。
一部抜粋させて頂きます。

「・・・しかし大事なこととして『聖書をして語らしめよ』ということが言われます。人間としていろいろな解釈を加えるよりも、聖書そのものが、物語そのものが、雄弁に語っている!
話し手は『ストーリーテラー』(物語の語り手・伝え手)ということです。
日曜学校や子どもの礼拝において、とくにそれは大事なように思います。
『なぜイエス様は湖の上を歩くことが出来たのか』と説明を試みるよりも、『イエス様は湖の上を歩いてこられた』『弟子たちは驚いて畏れた』ということそのものの方が聴く人、とくに子どもの心に残っていくと。
(中略)
・・・何よりも聖書の言葉自身が力を持っているのです。簡単ではありませんが、心のどこかに聖書自身の物語、言葉をそのまま伝えることが一番よいことだ、という思いを持っておきましょう。」

大切な子育てに関与する以上、話し手自身のあり方を顧み・・・「信仰」そして「祈り」をベースに・・・「聖書」を正しく学び続けることで、子育てを理解・実践しなければならないという気づきを頂きました。

第11回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年9月13日(日)

主の御名を賛美します。
新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、第6回、第7回の開催は中止としていましたが、6月14日より再開いたしました。
今回は、当教会信徒による「聖書預言からみたコロナ禍」をテーマにディスカッションを行いました。

Withコロナ時代、先が見えない時代だからこそ、手段に翻弄されることなく本来あるべき姿をみつめなおす・・・そんな時間を持つことも大切ではないでしょうか?

第10回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年8月9日(日)

主の御名を賛美します。
新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、第6回、第7回の開催は中止としていましたが、6月14日より再開いたしました。
今回は、ロバート・ベラーの著書「心の習慣ーアメリカ個人主義のゆくえ」を題材に、「Withコロナ時代の仕事観」をテーマと致しました。 

Withコロナ時代、先が見えない時代だからこそ、手段に翻弄されることなく本来あるべき姿をみつめなおす・・・そんな時間を持つことも大切ではないでしょうか?

第9回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年7月12日(日)

主の御名を賛美します。
新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、第6回、第7回の開催は中止としていましたが、6月14日より再開いたしました。
本日は、再開2回目です。
今回は、「経営理念と心の棚卸し」がテーマでした。教会信徒として、献げる力、拓く力とともに、受け入れる力も大切であるというお話も出ました。
教会に行ってみたい、悔い改めの機会を持ちたい、しばらく教会から離れていたけどまた行きたい・・・そんな思いを持つ方もいらっしゃるでしょう。
ご安心ください。教会の門は、どんな方でも叩くことが出来ます。

第8回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年6月14日(日)

主の御名を賛美します。
新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、第6回、第7回の開催は中止としていましたが、6月14日より再開いたしました。
今日の題材は、ティモシー・ケラー著「この世界で働くということ」(いのちのことば社)でした。
本書で問う「何のために仕事をするのか?」というテーマは深遠で、様々な回答があるとは思いますが、今日の意見交換で出された内容を少しだけ記しておきます。
・すべての生き物には「生命力」が与えられている。植物にも動物にも人間にも生命力がある。生命力を奪う原因は何だろう?
・現代社会では科学的に証明されていない事象を話すことはタブー視される傾向があるが、理解している人たちはたくさんいる。
・子どもたちは生命力にあふれ、生きる喜びを知っている。そこには自然との調和がある。
・自分の作った世界観で生きる人は少なくない。様々な欲望が渦巻き、不安や恐れの解消や、支配欲を満たしたり権益を守るために自分以外を犠牲にする場合もある。
・本当の自分を知ることが大事。聖書で言う「天の御国」は神の領域であり、そこに住むことが希望である。
・幸福感を持って人と会うことが良い関係を築くポイント。真の財産とは、お金や地位や名誉など物質的なものではなく、魂レベルで響き合う関係性ではないか。
・・・・・・・・・・・・
他にも様々な意見交換がなされました。
いずれにしても、仕事は「欲望」ではなく「愛」・・・それも偽善ではない「愛」をもって行うことが大切だと感じました。
そして、この世での仕事は「愛」の体現であるならば、どんな仕事でも「召命観」を持って取り組むことが大切だと思いました。

第7回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年5月10日(日)

主の御名を賛美します。
5月10日に予定しています「聖書と経営勉強会」のことでお知らせ、ご案内いたします。新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、今回の開催は中止とさせて頂きます。罹患した方々、不安な状況にあるすべての方々の上に、主の癒しの御力をお祈りいたします。

第6回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年4月12日(日)

主の御名を賛美します。
4月12日に予定しています「聖書と経営勉強会」のことでお知らせ、ご案内いたします。新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、今回の開催は中止とさせて頂きます。罹患した方々、不安な状況にあるすべての方々の上に、主の癒しの御力をお祈りいたします。

第5回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年3月8日(日)

主の御名を賛美します。
3月8日に予定しています「聖書と経営勉強会」のことでお知らせ、ご案内いたします。新型コロナウィルスによる影響を踏まえ、今回の開催は中止とさせて頂きます。罹患した方々、不安な状況にあるすべての方々の上に、主の癒しの御力をお祈りいたします。

第4回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年2月9日(日)
【参加者】4名(参加者の職業は、主婦、会社員、元高校教諭、経営コンサルタントなど)
【テーマ】見えないもの(「ぬくもりの記憶(旅立ちの記憶))からの学び

■ ぬくもりの記憶
・著者の片柳神父は、幼いころ神社が経営する幼稚園に通っていて、「神さまと向かいあう時間」がとても好きだったと回想していました。
・お社には、人間をはるかに超えた、何か清らかで尊いものが宿っていることを感じたそうです。
・そして神父は、「建物の厳かな雰囲気」や「その前で熱心に祈る園長先生の姿」がそのことを感じさせてくれたのではないかと回想しています。
■ 幼児教育の大切さ
・幼児期の記憶についてディスカッションしました。大人たちが子供たちに与える影響は大きいものです。
・つらい時も悲しいときも、いつも神さまが共にいて下さる・・・このことを知ると人生が変わると言って過言ではなく・・・幼稚園の先生や幼稚園を支えるスタッフ、経営陣の皆さんに感謝です。
■ 聖なること
・日本には、貧しいことを恥ずかしいとは思わず、うそをつくことなど道徳に反することを恥とする文化があります。
・片柳神父は、神社の幼稚園で「目に見えない世界」との出会いを体験し、聖なるものに憧れを抱いていたと述懐しています。
・「恥じらいの眼差し」を持つ子は幸せだそうです。なぜなら「好きすぎて恥ずかしい」と思えるような「憧れ」を持つことができるからです。
・一方で、大人になった私たちでも、聖なるものへの憧れは消えていません。なぜなら、DNAにインプットされているから・・・
■ 経営スタイル
・そして経営スタイルについてディスカッションいたしました。
・「社員のために夢を語らない」会社があります。問題のある社員を雇う会社で、社員はアル中だったり、前科があったりするそうです。そういう社員が夢を語りだすと、本人の社会復帰が困難になる、なので敢えて夢を語らないんだそうです。
・「出入り自由」の老人ホームがあります。しばらく交流すると、地域の人たちが自由に触れ合うようになったそうです。子どもを預かってもらいたいお母さんが現れたり、おじいちゃん、おばあちゃんと遊びたい子どもが増えたり、交流が活発になったそうです。
・社員を自由にさせる会社があるそうです。無断欠勤しようがさぼろうが全て自由・・・最初のうちは自由を満喫する社員もいたそうですが、最終的には、自らの意思で学習し、自らの意思で成果を出し、自らの意思で成長する・・・そういう社員が増えたそうです。
・これらの取り組みによる「様々な効果」は「合理性」だけでは説明できない何かがあるのだと感じます。
・ちょっと冒険と感じるかもしれませんが、「数字」だけではなく「人間」を見る経営へと変革した結果と言えるのかもしれません。
■ 「欲望の経済」から「愛の経済」へ
・このフレーズは、参加された方のご主人(教会の信徒)から頂いたものです。「聖書と経営勉強会」の目的は、この言葉に集約されると言って過言ではありません。

第3回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2020年1月12日(日)
【参加者】3名(参加者の職業は、元高校教諭、経営者、経営コンサルタントなど)
【テーマ】愛の種(「ぬくもりの記憶(旅立ちの記憶))からの学び

■ ぬくもりの記憶
・片柳神父は、マザーテレサを通して「神の愛の種」が蒔かれたときを振り返っていました。
■ 黙想
・聖書に書かれている「種まく人のたとえ」について黙想しました。すると、私たちは「愛の種」が蒔かれていることに気づかず過ごしてしまうことに気づきます。「愛の種」に気づき、その種が育ち、豊かな実が結ばれるような生き方があることを憶えたいと思います。
■ 気づき
・そして、そのことは、家族や友人、同僚やチームメイト、社員やお客様への“愛のある対応”となることとは無関係ではないようです。
・効率性の追求とは対極にあるものの、人間性を追求する「愛の経営」は、現代社会に必要不可欠と言って過言ではないかもしれません。

第2回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2019年12月8日(日)
【参加者】3名(参加者の職業は、元高校教諭、経営者、経営コンサルタントなど)
【テーマ】片柳弘史著「ぬくもりの記憶(イントロダクション)」からの学び

■ ぬくもりの記憶
・インドのコルカタにて、マザーテレサから神父になるよう勧められたという片柳弘史さんの著書「ぬくもりの記憶」を題材にディスカッションをしました。
・この本は、ラジオ放送の「心のともしび」に使用する朗読用の原稿だそうです。
・片柳さんは、その著書で「記憶の糸をたぐりながら心の中を漂っているうちに、ふと『穏やかなぬくもりを帯びた記憶』のかけらに出会い、たぐり寄せていくうちに、記憶はさらにぬくもりを増し、そのぬくもりの中から文章が湧き上がってくる」と記しています。
・その記憶は「旅立ちの記憶」、「出会いの記憶」、「日々の記憶」の三部構成となっています。
■ 読書感想
・私たちは日々の喧騒の中、こうした記憶に出会ってもすぐにどこかへ吹き飛ばされてしまいます。
・一方で、こうした記憶の中から“ぬくもり”のある「言葉」や「態度」を生み出せるのも事実です。
・時折立ち止まり、“効率性の追求”から“人間としてあるべき姿”へと視点を変える「バランス感覚」が求められているのかもしれません。

第1回 聖書と経営 勉強会

【開催日】2019年11月10日(日)
【参加者】5名(参加者の職業は、主婦、会社員、経営者、経営コンサルタントなど)
【テーマ】二つの言葉(「ありがとう」と「ごめんなさい」)

■ 感謝と反省
聖書に書かれている「感謝」と「反省」をテーマにディスカッションをしました。
■ 経営理念
経営理念についてディカッションをしました。参加者が経営する会社の「経営理念」をお聞きし、そのことについて共感・共鳴する機会となりました。
■ 現代社会が抱える課題
現代社会が抱える課題についてディスカッションをしました。私たちが「経営者」あるいは「経営コンサルタント」としてできることは何かなど意見交換を致しました。
■ 教育
教育について意見交換をしました。また、発達障害など虐げられた人たちにできることは何かなど意見交換しました。
■ 聖書
新約聖書の「福音書」「パウロ書簡」の概要、聖書を読み始めた時の体験談などを発表しました。